• スタッフブログ, 古文 16.01.2010 コメントは受け付けていません。

    蝉丸ルール?

    蝉丸ルールってご存知ですか?

    百人一首で遊ぶ「坊主めくり」のルールなんですが。

     

    「坊主めくり」とは?やったこと無い方もいらっしゃるかもなので

    ざっくり説明させていただきますね。

     

    使うものは、百人一首の絵札だけ。読み札は使いません。

    絵札を全て裏っ返し、積み重ねれば準備完了。

    それを遊ぶ人たちの真ん中に置き、順番に1枚ずつ引いて表を見ます。

    引いた札の絵が

    ①男性が描かれた札を引いたら、そのまま自分の手札とします。

    ②坊主(お坊さんでもかぶり物を着けていることがあるので注意)の

     描かれた札を引いてしまったら、引いた人の手元の札を全て

     山札の横に出しましょう。

    ③女性の札(お姫様)を引いたら、引いた人がそれまでに山札の横に

     置かれていた札を全てもらうことができます☆

    積み重ねた裏向きの札の山がなくなるとゲームが終了。

    この時に最も多くの札を手元に持っていた参加者が勝ち。

    読むと分かりにくいかもしれませんが、やってみると簡単で楽しいですよ!

     

    さて蝉丸ルールとは?

    いろいろな遊びにローカルルールがあるように「坊主めくり」にも

    ローカルルールがあるんです。

    その一つが蝉丸ルール。

    札を表返した時に蝉丸だったら、その場の全員が手元の札を

    山札の横に出してしまわなければならない、というものです。

    恐るべし蝉丸。

     

    我が家では蝉丸ルールは適用していませんが

    蝉丸がでた時に「あっ蝉丸~~」となるのはなぜなんでしょうね。

     

    蝉丸の人となり

    そんな蝉丸ですが(ってどんな)

    宇多天皇の皇子敦実親王の血を引くとか、

    あるいは醍醐天皇の第四皇子などの諸説があります。

     

    また、盲目の琵琶法師だったという説がありますが

    百人一首の絵札に描かれた蝉丸は盲目で琵琶を奏でている姿が

    多いのはこの説からなんでしょうね。

    037

    蝉丸は絵札では坊主カテゴリーですが、坊主(失礼!)では

    無いようです。

    『今昔物語』によれば、宇多天皇の皇子敦実親王に仕える

    官位の低い役人で、琵琶の名手だったとたいわれます。
     

    いずれにしても、謎の多い人物だったんですね。

     

    百人一首の歌は

    「これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」

    これが蝉丸の歌。

     

    意味は、「これがあの有名な、都から東国へ下って行く人も

    都へ帰って来る人も、ここで別れてはまたここで逢い、

    知っている人も知らない人も、ふたたび逢えるという

    その名のとおり逢坂の関なのだなぁ」という感じでしょうか。

     

    『これやこの』は、これが話に聞き及んでいる、これこそが!

    という意味で、結句の『逢坂の関』に掛かっています。

    逢坂の関は

    「夜をこめて とりの空音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ」

    の清少納言の歌にも詠まれていますね。

    Tags: , , ,